ランドセルの種類と形を徹底比較!学習院型、キューブ型、半かぶせ、横型の違いは?
ランドセルの「種類」や「形」の違いがわからず、選び方に迷っていませんか?
本記事では、学習院型・キューブ型・半かぶせ・横型の4タイプの特徴や違い、選び方のポイントをわかりやすく解説します。
この記事を読めば、あなたのお子さんにぴったりのランドセルが見つかり、6年間安心して使える“後悔しない選択”ができるようになります。ぜひ最後までご覧ください。
え、違いを知らずに選ぶの?ランドセルの「種類」超入門
「学習院型」ってなに?“昔ながら”が今も選ばれる理由
学習院型は、もっとも伝統的で定番とされるランドセルの形です。次の3つの条件に当てはまるランドセルを、学習院型ランドセルとしています。
- 背面にヘリ(ふち)がある
- 全かぶせ
- 牛革か人工皮革で作られている
キューブ型との大きな違いとしては「ヘリ」の有り、無しが挙げられます。
側面に「ヘリ」とよばれる縫い目のふちがあることで、全体にしっかりとした形が保たれます。そのため、荷物が多くても型崩れしにくく、丈夫さに優れています。
「学習院型」ランドセルの主なブランド
・Rikomonの「リュッセル」
ランドセルの丈夫さとリュックの軽さを掛け合わせた「リュッセル」。ベースとなるデザインは、学校生活に馴染みやすい学習院型ランドセル。軽いだけのランドセルでは不安という親御さんにも安心な丈夫さを兼ね備えています。
・セイバン「天使のはね モデルロイヤル クラシック」
「タフベーシック型」とよばれる学習院型は、背あてとマチ部分を縫い合わせたあと、包み込むように「ヘリ巻き」をすることで裁断面を補強して頑丈にしています。
モデルロイヤルクラシックは、シンプルなデザインが特長。サイドには立体的な「イチョウ盛り」など、本革ランドセルなどに使われる伝統的な加工もプラスし、深みのあるデザインで6年間飽きずに使用できるデザインです。
・フィットちゃん「グランナイト」
光沢感のあるクラリーノ素材を使用し、高級感のあるデザインが特徴。背負いやすさと通気性にもこだわっており、男の子に人気のシリーズです。
人気急上昇の「キューブ型」、買う人が急増しているワケ
キューブ型は、ここ数年で急速に人気が高まっているランドセルの形です。人気の理由は、「見た目がコンパクトなのに、たっぷり収納できる」点にあります。
この型は、ヘリを省いて本体サイズをコンパクトに見せる工夫がされており、スッキリした印象になります。しかも内寸は広めに作られているので、A4フラットファイルやタブレットも問題なく収納できます。
「重く見えない」「現代的でスマート」という点が、今の親子世代に刺さっている形です。
「キューブ型」ランドセルの主なブランド
・鞄工房山本「ユニ」
牛革では珍しいキューブ型のデザインです。個性的で落ち着いた大人っぽいカラーは人気があり、夏休みを前に完売するカラーもあります。大容量な収納だけでなく、牛革のモデルのなかでは一番軽量のため、丈夫さと軽さ、どちらのニーズも叶えてくれるランドセルです。
・黒川鞄工房「コードバン キューブ型(2026年入学モデルは完売)
最高級のコードバンを贅沢に使ったランドセル。コンパクトなキューブ型のデザインにより、容量はそのままに「堅牢×軽さ」を実現しています。
・セイバン「スゴ軽」
「タフコンパクト型」とよばれるキューブ型は「とにかく軽いランドセルがほしい」という要望に応えた天使のはねシリーズの中でも最軽量シリーズ。マチ幅はしっかり広めの約13.5㎝あります。コンパクトかつ軽量なのに荷物がたくさん入る、頼もしいシリーズです。
「半かぶせ型」は本当にオシャレ?意外なメリットとは
半かぶせ型とは、ランドセルのフタが全体を覆わず、下半分だけを覆うデザインのことです。オシャレな見た目が特徴ですが、それだけではなく、実は「開け閉めがしやすい」という実用的なメリットもあります。
一般的な全かぶせタイプと違い、フタが短く軽いため、子どもでもラクに扱えます。
たとえば、人と違うものを持ちたい子どもや、シンプルだけど個性が光るデザインを探している親にも支持されています。
「半かぶせ型」ランドセルの主なブランド
・池田屋「No.62 防水クラリーノルーチェ 半カブセ」
防水クラリーノを使った上品なデザインが特徴。落ち着いたカラーとスッキリしたシルエットで、大人っぽい雰囲気を好む親子に人気です。ワンタッチロックで開け閉めも簡単です。
・PAUL & JOE(ポール& ジョー)「クリザンテーム ラフィネランドセル」
バックル型錠前を採用し、かぶせ表面のシボ加工とともにエレガントな印象に仕上げています。
「横型ランドセル」は実際どう?使いやすさと注意点
横型ランドセルは、名前の通り本体が横長に設計されているのが特徴です。
一見すると個性的で目立ちますが、「体への負担が少ない」「中身が見やすい」といった理由から注目を集めています。
ただし注意点もあり、「学校によっては指定外になる場合がある」「ロッカーに収納できない場合がある」など、選ぶ前に確認すべきこともあります。
特に周囲の子どもと形が大きく違うことで、気になる子や保護者も少なくありません。メリットはあるものの、学校のルールや通学スタイルとの相性をよく考える必要がある形です。
「横型」ランドセルの主なブランド
・キッズアミキッズノアショート(ネイビーブルー)
かぶせをショート丈にすることで、軽量化を実現。定番のブラックに加えて、ネイビーブルーやシナモンビスケットなど、大人っぽいカラーがラインナップされています。「人とは違ったランドセルを購入してみたい」という親子にはぴったりです。
ヘリありorなしで激変!?学習院型・キューブ型のメリット・デメリット
以下に学習院型・キューブ型ランドセルの特徴をまとめました。モデルや素材によって違いがあるため、展示会などで実際に背負ってみましょう。
観点 | 学習院型ランドセル | キューブ型ランドセル |
軽さ | ヘリがある分やや重め。素材によっては1,200g前後になることも。 | ヘリを省いた構造で軽量化されており、1,000g前後が主流。 |
耐久性 | 外枠がしっかりしており型崩れしにくい。重い荷物にも強い。 | ヘリがない分、外部からの衝撃にはやや弱め。素材や構造により差あり。 |
収納力 | 外寸が大きいため収納力は高いが、ややかさばる印象もある。 | 内寸が広く設計されており、A4フラットファイルや端末もスムーズに入る。 |
デザイン性 | クラシカルで落ち着いた印象。保守的で飽きにくい。 | スマートで現代的。カラバリや質感の選択肢が多く、おしゃれ志向に人気。 |
ランドセルの形、わが子に本当に合うのはどれ?
タイプ別|ランドセルの選び方のコツ
お子さんの体格や性格によって、合うランドセルの形は変わります。ランドセルは毎日使うものなので、「見た目」だけでなく「背負いやすさ」もとても大切です。
たとえば、小柄なお子さんにはコンパクトで軽いキューブ型がぴったりです。体への負担が少なく、通学もラクになります。
活発でよく動き回るタイプには、背中にしっかりフィットしてブレにくいモデルが安心。丈夫な学習院型は耐久性も高くおすすめです。 おしゃれに敏感なお子さんには、半かぶせ型など、使いやすさにこだわったタイプが合うかもしれません。
「うちの子に合うかどうか」を基準に考えると、選びやすくなります。
「6年間後悔しない人」が必ず見ている3つのポイント
6年間しっかり使えるランドセルを選ぶために、多くの人が注目しているのは「軽さ・容量・丈夫さ」の3つです。
どれも欠かせないポイントで、バランスよくチェックすることが大切です。
まず軽さは、毎日の通学での負担を減らすために重要です。最近では1,000g前後の軽量モデルも多く、ナイロン製など新素材を使ったものもあります。
容量については、A4フラットファイルがしっかり入ることはもちろん、仕切りやポケットの使いやすさも見ておきたい点です。
そして丈夫さは、6年間型崩れせず使えるかどうか。ヘリのある学習院型や、耐久性に定評のあるブランドを選ぶと安心です。
この3つをおさえて選べば、「買ってよかった」と思えるランドセルに出会える可能性が高くなります。
出遅れると後悔?今すぐ始めたいラン活の進め方
「百聞は一見にしかず」展示会や実店舗の活用法
ランドセル選びで失敗しないためには、展示会や実店舗で実物を見ることがとても大切です。写真やカタログではわからない「重さ」「背負いやすさ」「色味の違い」などを、実際に体験できるからです。
たとえば、見た目は同じに見えても、背負ってみると肩に食い込む感じがしたり、開け閉めの金具が子どもには固かったりといったことがあります。
展示会では、いろんなブランドのランドセルを一度に見比べられるため、「うちの子に合う形」が明確になります。
特に、小柄なお子さんやランドセルに強いこだわりがある子には、実際に背負って確かめる経験がとても大切です。時間がない家庭こそ、短時間でも実物を見て触ることで判断の質が変わります。
夏休みが勝負!後悔しない人がやってるランドセル選びの動き方
出典:ランドセル購入に関する調査 2025年(ランドセル工業会)
ラン活のピークは5~6月と夏休みです。このタイミングで動いておくと、人気モデルや色もまだ選べる状態が多く、焦らず検討できます。逆に、秋以降になると売り切れが出はじめ、選べる種類がぐっと減ってしまうこともあります。
夏休みには親子で時間を合わせやすく、展示会やショールームに足を運びやすいのもメリットです。実際に、多くの家庭が「7月中には候補を絞り、8月には決定」している傾向があります。
また、購入の目安を早めに立てておくことで、予約特典や早割を活用できる場合もあります。「気づいたら人気色が売り切れていた…」とならないためにも、夏休みの間に動くことが成功のカギです。
これってどうなの?ランドセルの種類について疑問Q&A
「半かぶせ型って浮く?」リアルな保護者の声は?
半かぶせ型は一部で「目立つ」「浮くのでは?」と心配されることがありますが、実際はそんなことはありません。むしろ、最近ではデザインの一つとして受け入れられており、オシャレな印象を持たれることも多いです。
デザインを重視する家庭や、開け閉めのしやすさを求める子にとっては、十分選択肢になる形です。
ただし、学校や地域によってランドセルの傾向が違うこともあるので、心配な場合は事前にチェックしておくと安心です。
「A4フラットって本当に入る?」実際の収納力に注目
多くのランドセルで「A4フラットファイル対応」と書かれていますが、実際には形によって使いやすさに差があります。
「入るけどキツキツ」「ファイルが曲がる」といった声もあるため、収納寸法と内部構造の確認がポイントです。
多くのキューブ型はのランドセルは、外寸がコンパクトでも、内寸が広く設計されていることが多く、A4フラットファイルもスムーズに入ります。展示会や店舗で実際にA4ファイルを入れて試してみると、フィット感がよくわかります。見た目だけでなく「中の使いやすさ」もチェックすることが、失敗しないポイントです。
【まとめ】ランドセルの種類と選び方、後悔しないための完全ガイド
ランドセルの「種類」や「形」の違いは、見た目だけでなく使いやすさや6年間の満足度にも大きく関わります。選び方に迷っている方のために、記事の中で解説した重要ポイントを以下にまとめました。
後悔しないランドセル選びの重要ポイント5つ
- 学習院型は、型崩れしにくく耐久性に優れる定番型である
- キューブ型は、軽さと収納力を両立した現代的な構造である
- 半かぶせ型は、開閉しやすくオシャレ感もある実用型である
- ランドセルは子どもの体格・性格に合わせて選ぶのが最適である
- 購入前には必ず展示会や店舗で試着し、実物確認を行うべきである
ランドセルは毎日背負うものだからこそ、「何となく」で決めてしまうと、後から「もっと調べておけばよかった…」と後悔することになりかねません。
今のうちに行動することで、お子さんにぴったりのランドセルに出会え、「毎朝楽しそうに通学する姿」が実現できます。
投稿者プロフィール

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日本で鞄と言えば豊岡。一流ブランドを製造してきたカバンメーカーがランドセルをつくる。バッグを作り続けてきたからこそできる技術や考え方で、どんな子にも使いやすく快適な「半歩先行くランドセル」を作ります。
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