ランドセルを寄付してみませんか?使い終わったランドセルが世界へ。
使い終わったランドセル、皆さんならどうしますか?お子さまの小学校生活が終わってしまえば、中々使用する機会は出てこなくなってしまいますよね。
妹や弟、または親戚に歳下の子がいるのなら、ランドセルを譲る方もいるかもしれませんね。
また、最近では6年間使い込んだランドセルを使ってリメイクアイテムを作ったりなども行われています。
そしてもう1つ。使い終わったランドセルには「寄付」という道もあります。
今回はそんなランドセルの「寄付」について詳しく書いていきます。
まだまだ使えるランドセルを世界へ!
最近のランドセルは丈夫な作りに加え、素材も非常に良いため6年経っても綺麗な状態だったりまだまだ使えそうな状態で残っている場合が多く見られます。
使い終わったランドセルの処分に対して。「綺麗なのにもったいない。」と思ってしまい、状態がいいからこその悩みが出てくる方もいると思います。
「寄付」という道もあるということをお伝えします◎
寄付されたランドセルはどこの国へ行くの?
例えば、ある団体に寄付されたランドセルは、アフガニスタン、ウガンダ、ミャンマー、フィリピン、ベトナム、カンボジア、タイなどの発展途上国の子どもたちに贈られています。
これらの国では、貧しくて通学カバンを買うことができず、教科書や文房具を手で持ったりビニール袋に入れて遠くの学校まで長い距離を登校する子どもが多いです。
ランドセルを各国へ届けてくれる支援団体の紹介
団体例1:ジョイセフ〜途上国の妊産婦や乳幼児の保健問題に取り組む〜
ジョイセフは、1968年に設立された日本生まれの国際協力NGO。
妊産婦や乳幼児の死亡率が高い途上国で、自身の健康に対する意識を高めてもらえるように、意識の啓発や保健人材の育成などの活動を実施しています。
これまでに35カ国の途上国で活動してきました。
活動地:アジア、アフリカ
活動内容:プライマリーヘルスケアサービスの導入、保健衛生人材の育成、リプロダクツヘルス(家族計画)の研修
運営団体:公益財団法人ジョイセフ
ジョイセフによるランドセルの寄付は、2004年から始まり、多くの女性に就学機会を提供してきました。
女性が自ら自分の意識を変えていくためには、きちんとした基礎教育を経て、正しい情報を得ることが必要です。
ランドセルの寄付を通じて就学機会を提供しています。
団体例2:NGO時遊人〜途上国に学用品を届ける〜
NGO時遊人は、アジアの途上国に学用品を届けている国内のNGOです。
2007年に創設され、2011年から教育環境の改善のためにランドセルを届けています。
成績上位の子どもに配るなど、学習意欲の向上も目指しています。
活動地:ベトナム、カンボジア
活動内容:学用品の寄贈
運営団体:一般財団法人NGO時遊人
NGO時遊人は、ランドセルなど物資の輸送を「POSTMAN」とよばれるボランティアにお願いしています。
この「POSTMAN」とは、プライベートでカンボジアなどに旅行する機会がある場合、一緒にランドセルをハンドキャリーで持ち込み、学校や施設に届けてもらうというもの。
また、NGO時遊人が主催する「POSTMAN」のボランティアツアーもあります。
なお、旅費は個人の負担となりますので注意が必要です。
団体3:特定非営利活動法人国際子供友好協会〜子供達の手から手へ愛ある国際支援活動のお手伝いを行う〜
活動中:東アジア
活動内容:東南アジアの途上国の子どもたちを支援するため、リサイクル用品の回収事業、発展途上国でのボランティア活動イベントや国内外での災害救援活動、また子どもの国際交流促進事業などの運営。
団体4:特定非営利活動法人ワールドギフト〜物品の寄付支援を中心に命を守る支援を行う〜
活動地:アジア、アフリカ
活動内容:物資支援、食事・食糧支援、医療支援、安全な水支援、清掃活動、日本国内での動物支援など。
寄付する際の注意点!受け取って貰えないランドセルも
寄付するランドセルの色や年数に指定はありませんが、損傷が激しいランドセルは寄付ができません。
また、豚革製のランドセルは宗教上の問題で使用できない国がありますのでこちらも寄付はできません。寄付する際、キーホルダーや防犯ブザーは外しておくようにしましょう。
ランドセルを寄付する際の手順
1.送りたいランドセルが団体の条件に合うかHP等で確認する。
2.梱包する
3.団体に寄付をする旨、連絡をする(申し込みフォームなどがある場合も)
4.寄付金や海外輸送経費を振り込む・クレジットカードで支払う
5.発送して完了!
ランドセル寄付の輸送費について
郵送費については支援団体によって自己負担か無料かが異なります。
大抵のところは自己負担となることが多いです。例えばジョイセフの場合、海外輸送費としてランドセル1つにつき1,800円がかかります。
ランドセルを寄付する場合は、各支援団体の公式ホームページを確認してみてください。
まとめ
世界には、生まれた環境も言語も違う様々な子どもたちがいます。
ですが、どんな国の子どもたちにも共通することは「学ぶ権利がある」ということ。かけがえのない、貴重な学校生活を送るためにランドセルを求めている子どもたちがいます。
あなたの一歩が世界の子どもたちのためになります。
6年間を共にしてきた大切なランドセルを、次は世界へ送り出し、新しい子どもたちの学校生活を支えてあげてください。