【徹底調査】素材別!ランドセルの耐久性について調べてみた。

【徹底調査】素材別!ランドセルの耐久性について調べてみた。

ランドセルの素材は大きく分けて2種類

一般的に、ランドセルは大きく分けて2種類の素材で製造されています。

それは「天然皮革」と「人工合皮」。もちろん、それぞれに特徴があり耐久性やお手入れ方法、販売価格などが大きく変わってきます。

現在では多くのランドセルに人工皮革が使われており、 人工皮革の中でもランドセルの約7割に使用されているのが株式会社クラレが製造する「クラリーノ」です。

天然皮革ランドセルの特徴と耐久性

・天然皮革ランドセルの特徴と耐久性

動物の革ということで「本革」とも呼ばれています。

本革ランドセルの大きな特徴は丈夫で柔軟という点です。ですので、適切にメンテナンスをすれば劣化はあまり目立たず、革本来の味を出しながら使用することが可能です。

本革特有の持続力と丈夫さを持ち合わせているため、なんと言っても長年使い続けられるのというところも魅力であり特徴です。経年によって変化する色や質感などを楽しむこともでき、また通気性が良く蒸れにくいという特徴も。

使用者の体温に合わせて適温になったりと、天然皮革ならではの機能性があるのも見逃せません。

本革はランドセル以外でもオシャレな小物やバッグの素材として使用されていますので、6年間の学生生活を終了すると「ランドセルリメイク」に出すご家庭も多いと聞きます。

ランドセルリメイクで革の味がさらに引き出され、新しい状態で生まれ変わったランドセルは一生の宝物になるでしょう。

★コードバンが使われたランドセル

皆さんは「コードバン」という素材をご存知でしょうか。この素材も「本革」の一種なのですが、こちらは馬革です。馬のお尻、臀部の革、から採取される革で驚きはその耐久性。

なんとコードバンの耐久性は牛革の約3倍と言われています。

コードバンの特徴はなんと言ってもその“美しくしなやかな光沢”です。

(よく比較に上がるのが、エナメルやガラスレザー。)

しかし、このコードバンは牛革などに比べたくさん採取できる訳ではありません。

そのため極めて希少部位とされており、コードバンで作られているランドセルは少々価格が高い傾向があります。

【土屋鞄 / No.46 プレミアムカラー コードバン アイビーグリーン】

引用画像

本体素材:コードバン

重さ:1,490g前後

特徴:防水、A4フラットファイル対応、6年間無料修理保証、お手入れ不要

価格:140,0000(税込)

人工合皮(クラリーノ)ランドセルの特徴と耐久性

皆さんは「クラリーノ」という言葉をきいたことはありますか?

クラリーノとは、1964年にクラレが開発した世界初の人工皮革のこと。

人工合皮とクラリーノは同じ意味とされています。(世界初の人工合皮(クラリーノ)製造社!すごい!)

天然皮革の構造と性能を化学の力で再現しており、特徴としては「優美な外観」「軽くてしなやか」「水に強い」「手入れが簡単」などが挙げられます。

人工皮革(じんこうひかく)とは、天然皮革に限りなく近いモデルとして製造されてはいますが、本革に比べると少々劣化は早い傾向にあります。近年のランドセルはクラリーノ素材で製造されているものが大半を占めており、本革素材よりも販売数を上回っています。

こんな素材も!ナイロン素材が使われたランドセルの登場。

最初にお伝えした通り、ランドセルの素材は主に天然皮革と人工合皮の2種類なのですが、最近では「ナイロン素材」のランドセルも販売されています。

★リュッセルって知ってる?

Rikomonが製造・販売している「リュッセル」シリーズについてご存知でしょうか?「リュック」×「ランドセル」をコンセプトに開発され、”最強の軽さ”を持ち合わせたランドセルです。

現代の小学生は、一昔前に比べ授業量の増加・それに伴う荷物(教材)の増加が原因となり、とにかく通学時のランドセルが重たくなっています。

あまりにも重たいランドセルを背負い続けることは、活発な成長期に悪影響を及ぼしてしまう危険性や「ランドセル症候群」を引き起こす原因とされてます。

ランドセルの重さについては、恐らく購入する際に真っ先に気にするポイントではないでしょうか。

ショップなどで実際に手にとったさいのランドセルの第一印象は「重たい/軽い」という部分が残りますよね。

リュッセルはランドセル本体が最も軽いモデルで925g、最も重たいものでも999gです。

一般的なランドセルは約1,200g〜くらいのものが多いため、軽量の点ではダントツの軽さを所持しています。

リュッセルの特徴と耐久性について

リュッセルに使われているランドセルの本体素材は「ナイロン中空糸生地」と呼ばれるもので、この素材の特徴はその名の通り、糸の中が空洞になっている加工糸ということ。

従来のナイロン繊維に比べて約30%の軽量化となっており、なんと水にも浮くほどの軽さです。

一般的なリュックで使われている素材と同じため、しっかりとした強度を保ちながらも軽量なことが最大の特徴です。ここはまさにリュックいいとこ取り!柔軟性もあります。

生地には強撥水加工を施しており水も弾きますので、多少の雨も安心です♪

ナイロン素材のため肩ベルト部分の通気性も良く、暑い季節も群れる心配がありません。

カブセ部分(ランドセルのフタ)には従来のランドセルと同じものを使用していますので、学校生活にも馴染みやすくデザインされています。

素材別!いろんなランドセルメーカーのご紹介

【本革ランドセル】

★土屋鞄

No.44 プレミアムカラー 牛革 ミントブルー

引用画像

 

★セイバン

HOMARE アンティークコードバン

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★池田屋ランドセル

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【人工合皮ランドセル】

★Rikomon

standard いつも

★フィットちゃん

タフボーイ/安ピカッ(FIT-202AZ)

引用画像

★LIRICO

ビブリア ランドセル 2024年モデル ティリアンパープル

引用画像

ランドセルを守ろう!オススメオプション品のご紹介

★ランドセルカバー

ランドセルかぶせ部分の傷を防いだり、水滴による劣化などから守ってくれるランドセルカバー。ランドセルを守ってくれる強い味方です。

かわだい林業部「かわだい 透明ランドセルカバー」

引用画像

★レインコート

最近ではランドセルの上からでもすっぽりと着用が可能なレインコートが販売されています。これで雨の日もランドセルが濡れてしまう心配はありません。

Yolrky「子供 レインコート ランドセル対応」

引用画像

 

【最後に】ランドセルのお手入れ方法

ランドセルが汚れてしまった場合のお手入れ方法は「水拭き」です。軽く濡らしたタオルなどで優しく拭き取ってあげてください。除菌シートなどのアルコールが含まれたもので拭いてしまいたいところですが、ランドセルによっては塗装面で変色が起きてしまったりする場合もありますので注意が必要です。

特に、本革ランドセルは人工合皮に比べ素材がデリケートなため、購入の際にお手入れ方法も確認してみるといいでしょう。