ランドセル重い…その悩みを解決!ランドセル型リュックで通学負担を減らす方法

ランドセル重い…その悩みを解決!ランドセル型リュックで通学負担を減らす方法

小学生のランドセル、実際どのくらい重いの?

ランドセルの重さ

引用:ランドセル工業会

「最近のランドセルって、なんだか重そう…」そう感じたことはありませんか?実は、今の小学生が背負うランドセルの重さは平均6kgと言われています。

特に高学年になると、授業数が増えて教科書やノートの量も増加。さらに体も成長途中の子どもたちにとって、この重さは肩や腰に負担がかかる要因になります。

毎朝「重い〜!」とつぶやきながら登校するわが子を見るたびに、何かできることはないかと悩んでしまいますよね。

ランドセルが重い・・・3つの原因

では、なぜランドセルはこんなに重くなってしまうのでしょうか?主な原因は次の3つです。

1. ランドセルそのものの重さ(素材や構造)

昔なが牛革や人工皮革で作られたランドセルは、それだけで1.2〜1.5kgあるものも。最近は軽量化が進んでいるものの、素材や構造によってはやはり重さがネックになります。

2. 教科書・ノートなど「中身」の多さ

教科書の重さ

引用:ランドセル工業会

教科書やノートはもちろん、タブレットやドリル、宿題プリントなども持ち帰ることが多く、気づけばパンパンに。特に教科書は、学習指導要領の改訂やユニバーサルデザインの採用でレイアウトが工夫され、教科書のページ数が増えています。

3. 給食袋や水筒など「付属の荷物」

コロナ禍以降、衛生面を理由に水筒を持参する小学生が増えました。それだけでなく給食袋、体操服など毎日持ち歩く荷物も含めると、さらに重さが増します。

手提げやサブバッグを使う場合、両手がふさがるので転倒時など安全面に不安があります。

重さを減らすための工夫

子どもの負担を少しでも軽くするために、家庭でできる工夫を紹介します。

1. 軽量タイプのランドセルにする

ランドセルの中には、ナイロン製やタフライト素材で作られた1kg以下の超軽量モデルも増えています。見た目もシンプルでスタイリッシュなものが多く、選択肢が広がっています。

2. 学校に置けるものは「置き勉」しよう

検討したいのが「置き勉(おきべん)」。教科書やノートの一部を学校に置かせてもらうことで、毎日の荷物を大幅に減らすことができます。学校によって方針は異なるため、担任の先生に相談してみましょう。

3. 荷物の分散:サイドポケットの活用

ランドセルの外側やサイドにポケットがついているタイプを選ぶと、よく使うものを分けて収納できて便利。水筒を首にかける必要もなく、両手が空くため安全に通学できます。

関連記事

ランドセルがもっと便利に!サイドポケット付きランドセル&おすすめ後付けアイテムまとめ

 

4. 正しい背負い方・体に合ったサイズ選びも重要!

肩ベルトの長さを調整し、背中にフィットするようにすることで、同じ重さでも体感はずっと軽くなります。成長に合わせて調整してあげることが大切です。

「ランドセル型リュック」のメリット・デメリット

最近注目されているのが「ランドセル型リュック」。通称「ランリュック」ともよばれます。リュックのような軽さと柔軟さを持ちつつ、ランドセルの形状や機能も備えた新しいスタイルです。

メリット

軽量

1,000g以下のモデルが多く、小柄な子どもでも無理なく背負える重さです。

価格が安い

一般的なランドセルよりも手頃な価格帯が多く、家計にやさしいのも魅力です。

荷物の出し入れがしやすい構造が多い

開閉部分が広く、内側のポケットも使いやすい設計で、整理整頓がしやすいです。

デメリット

本革に比べて耐久性が劣るモデルもある

モデルによっては重い荷物によって形が崩れやすく、中身の整理や背負い心地に影響することもあります。

収納面での課題

モデルによっては荷物を入れにくいものがあります。教科書だけでなくタブレットや給食袋などさまざまな荷物が入るように仕切りなど工夫されているモデルを選びましょう。

とはいえ、子どもの体への負担を最小限にしたい家庭にとっては、有力な選択肢となるでしょう。

おすすめランドセル型リュック4選

1. Rikomon(リコモン)

実際に使ってみて「とにかく軽い!」という声が多いのがRikomon。そのなかでも軽量のモデル「FLY」は最軽量の900g。撥水加工と反射材付きで雨の日や夕方の下校時も安心です。

  • 重さ:FLY 約900g/NINE 約999g/MIX 約1,140g

2. NuLAND(ニューランド)

SNSやテレビでも話題のNuLANDは、機能性とデザイン性のバランスが秀逸。A4フラットファイルがすっぽり入り、仕切りも多く整理しやすい。

「軽いのにたっぷり入る」「子どもが自分で荷物を整理しやすくなった」と、親子で満足の声が多いランドセル型リュックです。

  • 重さ
    モデルShiny<シャイニー>の場合
    840g*(ボディ670g/フラップ170g)(ボディA)
    850g*(ボディ614g/フラップ236g)(ボディB)
    *±10g程度の個体差あり。

3. ERGORANSEL(エルゴランセル)

姿勢を守るランドセルとして注目されているERGORANSELは、登山リュックの技術を応用し、子供の負担軽減を追及したランドセルです。

立体肩ベルトや胸バンドなど身体にやさしくフィットする機能が搭載されています。

  • 重さ:1,150g(取り外し式の腰ベルト付き:1,250g)

4. ARTPHERE(アートフィアー)

「手荷物ゼロの大容量」が特徴のアートフィアーのランドセル型リュック「UMI」。便利なポケット機能も搭載し、荷物を「手でもつ」必要がなく、安全に通学できます。

肩のフィット感や荷物の取り出しやすさ、安定性にも定評があり、他のランドセルから買い換えたというお客様もいらっしゃいます。

  • 重さ:1,230g

まとめ

「ランドセルが重すぎて心配…」そんなママ・パパの悩みは、ちょっとした工夫と選び方次第でグッと軽くなります。ランドセルそのものを見直したり、ランドセル型リュックという新しい選択肢を取り入れたりすることで、子どもの毎日の通学が快適になるかもしれません。

「ランドセルが重そう……」と感じたら、まずは日々の様子を観察し、できるところから対策を。子どもの体と心の健康を守るために、ランドセル選びはとても大切な一歩です。

投稿者プロフィール

rikomon
rikomon
日本で鞄と言えば豊岡。一流ブランドを製造してきたカバンメーカーがランドセルをつくる。バッグを作り続けてきたからこそできる技術や考え方で、どんな子にも使いやすく快適な「半歩先行くランドセル」を作ります。

Instagramはこちら