軽量ランドセル徹底解説。話題のリュッセルの重さや素材とは。

軽量ランドセル徹底解説。話題のリュッセルの重さや素材とは。

小学6年間のパートナーとなるのがランドセル。
ただ、毎日のように重たい教科書やノート、筆記用具を入れたランドセルを背負っていると、いつの間にか子供たちの体には大きな負担がかかってしまっています。
いくら若くて丈夫な体とはいえ、子供の頃から重い荷物を毎日背負っていれば将来的に体の歪みにつながってしまったり、姿勢が悪い状態で成長してしまう恐れがあります。
では、どんなランドセルがいいのか。機能性や安全性、価格帯はどうなのか。今回はそんなアレコレを皆さんにお伝えしていきたいと思います。

ランドセルと体の負担


引用画像

主な体の負担

ランドセルを背負うことで起きる体の不調としては主に、

・肩こり
・腰痛
・筋肉痛

があります。
あまりに重いランドセルを毎日背負っていると、肩も凝り、重みで腰にも負担がかかるため腰痛にもなります。
最近若い世代でぎっくり腰が多いのもこれが原因と言われています。
また体にフィットした背負い方をしていないと筋肉痛にもなります。
全て本来であればかからなくてもいい負荷がかかってしまい、起こってしまっている負傷です。
実はこの問題、最近テレビやニュースでも騒がれているほど問題視されているんです。

ランドセル症候群

皆さんは「ランドセル症候群」という言葉をご存知でしょうか。
ランドセル症候群とは、「子どもが自分の身体に合わないランドセルを背負うことにより、心身共に不調が起きてしまうこと」を言います。
ランドセル症候群の主な原因は、背負っている荷物が重すぎる事。小学生が背負う荷物は年々重たくなっている傾向にあり、多くの小学生がランドセルが重い、通学がしんどいと答えています。
精神面の問題で言うと「重すぎるから登校したくない」「歩くのが苦痛」と考えてしまうことから登校拒否、所謂「登校ブルー」と呼ばれるものになってしまいます。では、どう対処していけばいいのでしょうか。

ランドセルの重さ対策


引用画像

ランドセルが重いと感じた場合、どこをチェックしたらいいのでしょうか。
まずはそのチェックポイントから確認していきます。

肩ベルトの取り付け位置

ランドセルの上部が肩ベルトよりも低い位置にあると、ランドセルの重心は体の低い位置に来るため重たく感じてしまいます。メーカーごとに肩ベルトの取り付け位置が多少異なるので、実際に背負ってみて調整をしてください。

背中の隙間

ランドセルの背当てと背中の間に隙間があると、上半身が後ろに引っ張られる力が強くなり肩に負担がかかります。肩ベルトを調節し、背中の隙間がないようにしましょう。
隙間がなくなると、重さは真下に働くため、背筋も伸ばせ、肩への負担も減らすことができます。

肩ベルトや背当てのクッション性

肩ベルトや背当ての背中との接触面積が広いほど、体への負担はなくなります。さらにクッション性の強いものだと負担はさらに少なくなります。

動いた時の安定性

安定性のないランドセルを背負っていると姿勢が自ずと悪くなります。飛んだり跳ねたりしても大丈夫なように肩ベルトを調整しましょう。

金具と体の接触

金具が体に当たり続けた状態で背負い続けると、痛みを伴うため姿勢はおかしくなり、背負い方が綺麗とは言えなくなります。特に肩ベルトの下の部分の金具が体と接触しやすいので、当たらないように調節してあげましょう。

チェックすべき主な点は「肩ベルト」にあると言ってもいいでしょう。
体への負担を減らす対策としては、

・成長に合わせて肩ベルトを調節すること
・重い荷物は背中側に入れて背負う
・重い荷物は上に入れる
・ランドセルの隙間を埋める

この4点です。
子供は小学校の間で平均的に30cmも身長が伸びると言われています。そんな成長期の子供たちをサポートするためにも親子で確認と調整をしましょう。

リュッセルと一般的なランドセルの違い

Rikomonランドセルには「リュッセル」というリュックとランドセルを複合させた使いやすいランドセルがあるのはご存じでしょうか。

そんなリュッセルの中でも最も軽さに特化している「FLY」と一般的なランドセルの違いを比較していきましょう。

従来の一般的なランドセル


引用画像

重量
1,100~1,300g

素材
クラリーノ、牛革、コードバン

特徴
近年のランドセルは高さが約30cm、横幅は約24cm、マチの幅は約12cmのものが多く、A4ファイルが入るサイズのものが主流になっています。また、重量もそこそこあり通気性がいいとは言えない素材ないため、夏場は背中、肩を中心に熱が篭ることがよくありました。

Rikomonランドセル「FLY」

重量
925g

素材
ナイロン中空糸生地、人工皮革

特徴
人工合皮とナイロン中空糸生地のハイブリッドモデルのため軽量化に成功。
人工合皮を使っていることで耐久性と撥水性の高いランドセルになっています。
ベルト裏はメッシュ生地になっているので夏場は通気性がよく、背負いやすくなっています。
A4フラットファイルが入るサイズ(縦30cm×横23cm)に設計されています。
鞄横にはフックもついているため給食袋や体操服などをかけることもできます。

二つを比べてみると、最近のモデルは内容量などは同じかもしれませんが、RikomonランドセルのFLYは、素材にこだわることにより、軽量化に成功しているモデルです。
通気性もよくなっているため、どの季節も背負いやすくなっています。

まとめ


引用画像

子供たちが辛い思いをして背負って登校していると思うと、親御さんからすると気が気じゃないですよね。
6年間使い続ける大切なランドセル、そして、大きく成長する6年間。
大切な子供たちを大切にするためにも、お互いのことを思ったランドセル選びをぜひしてみてください。