ナイロン生地のランドセルってどうなの?ナイロン生地の魅力に迫る! | 豊岡鞄 日本製ランドセル Rikomon

ナイロン生地のランドセルってどうなの?ナイロン生地の魅力に迫る!

私たちが身につけている衣類や、バッグ。
さまざまな物に取り扱われているナイロン生地ですが、その特徴や注意点をちゃんと理解して使えていますか?
今回は気になる特徴や、ナイロン生地を使う短所や長所をご紹介していきます。

ナイロンとは?


画像 : https://www.photo-ac.com/main/detail/23642046

ナイロンは、高合成ポリマーの一種であり、軽くて丈夫な素材として知られています。
耐摩耗性や耐久性が高く、加工しやすいため、衣料品のみならず、ロープやシート、タープなどのアウトドア用品にも利用されています。
また、防水加工が施されたナイロン製品もあるため、アウトドアシーンでの使用に適しています。
ただし、製造過程が環境に悪影響を与えるという問題が指摘されています。

ナイロン生地の特徴

すべての素材には長所と短所があります。ナイロン生地ももちろんメリットとデメリットがあります。
ナイロン生地が使われているものを使っていく上で、メリット・デメリットは知っておく必要があります。
メリットから順にご紹介していきたいと思います。

メリット

1. 軽量性がある

ナイロン生地は、軽くて柔らかい素材であり、着心地が非常に良いため、アウトドアやスポーツウェア、ワークウェアなど、様々な用途に使われます。
また、軽量であるため、携行性にも優れています。

2. 強度がある

丈夫なナイロン生地は、引っ張りやすり傷に強く、耐久性に優れています。
そのため、バッグやリュック、タープなど、使い込むものにはぴったりの素材です。

3. 防水性がある

ナイロン生地には撥水加工が施されているものが多く、雨や水しぶきから身を守ることができます。
加えて、速乾性にも優れているため、雨などで濡れてもすぐに乾くことができます。

4. 通気性がある

ナイロン生地は、風通しの良い構造をしており、体が蒸れずに快適な着心地を実現できます。
そのため、夏場のアウトドア活動やスポーツウェアにも最適です。

5. 手入れが簡単

ナイロン生地には、汚れや水垢をしっかりと拭き取ることで、簡単にお手入れできるものが多いです。
また、通気性があるため、洗濯してもすぐに乾くため、手軽にお手入れができます。

このように、ナイロン生地には様々なメリットがあります。快適な着心地や強度、防水性、通気性など、人々の生活をより快適にする機能性が魅力的です。

デメリット

続いてデメリットについてご紹介します。

1. 耐久性が劣る

ナイロンは強度が高い素材ですが、摩擦や紫外線に弱いため、耐久性には劣る傾向があります。特に長期間使用した場合、繊維が傷ついたり、変色や劣化が進行する可能性があるため、注意が必要です.

2. 空気透過性に欠ける

ナイロン生地は、繊維が密集しているため、通気性に欠けるというデメリットがあります。
夏場に長時間着用したり、密閉した場所での使用には向かない場合があります。

3. 静電気が起こりやすい

ナイロン生地は、摩擦力によって静電気が発生しやすい傾向があります。
特に乾燥した季節や空気の乾燥した場所では、より多くの静電気が発生する可能性があります。

4. 異なる洗濯方法が必要

ナイロン生地は、他の素材と比べて柔軟性が低く、熱に弱いため、洗濯の際に独自の方法を必要とする場合があります。洗濯時の温度や洗剤の種類、乾燥方法にも注意が必要です。

以上が、ナイロン生地のデメリットです。
耐久性の面では他の素材よりも劣る部分が多いことがわかります。
また、洗濯や通気性、静電気など気をつけなければいけない点も多いです。

注意点

今度はナイロン生地を使用する際に注意すべき点を紹介します。

1. 耐久性が低い

ナイロン生地は軽量で柔軟性があるため、衣服などの洋服によく使われています。しかし、耐久性が低く、長期間使用すると劣化しやすいため、衣服の場合は、定期的に交換する必要があります。

2. フレアクロロカーボンガスの排出

ナイロン生地は、製造時にフレアクロロカーボンガス(FCKW)を使用している場合があります。FCKWは、オゾン層破壊の原因となるため、環境にやさしい素材を選ぶためにも、FCKWを使用していないナイロン生地を選びましょう。

3. 静電気が起こりやすい

ナイロン生地は、静電気が発生しやすい素材です。そのため、洋服などの衣服を着る際には、毛布やシーツなどで摩擦を起こさないように注意しましょう。また、静電気を放電するために、金属製品などを使うこともあります。

4. 熱に弱い

ナイロン生地は、熱に弱く、高温の場所に置いたり、アイロンをかけたりすると、変形や縮みが起こることがあります。洋服の場合は、洗濯時に注意して、低温でアイロンをかけるようにしましょう。

以上が、ナイロン生地の注意点です。素材選びの際には、各素材のメリットとデメリットを把握し、適切に使用するように心がけましょう。

ナイロン生地が使われているもの

ナイロン生地は、その優れた機能性から様々なものに使われています。
その汎用例をいくつか紹介します。

【汎用例】

1. バッグ


画像 : https://www.photo-ac.com/main/detail/3692242

ナイロン生地は軽量で丈夫なため、バッグにもよく使われます。トートバッグやショルダーバッグなど、様々な種類があります。また、耐水性に優れているため、ビジネスバッグやスーツケースなどにも使われることがあります。

2. 衣料品


画像 : https://www.photo-ac.com/main/detail/25740254#goog_rewarded

ナイロン生地は、丈夫でシワになりにくいため、スカートやシャツ、ジャケットなどの衣料品にも使われます。
職場などでのユニフォームにも採用されることがあります。

3. 布製品


画像 : https://www.photo-ac.com/main/detail/25015713#goog_rewarded

ナイロン生地は水洗いに強いため、布製品にも広く使われます。
洗濯機で洗えるカーテンやテーブルクロス、布製手袋などは、ナイロン素材を使用していることが多いです。

耐久性が劣っている分、安価で作りやすいものや、耐水性の面を活かして作られるものが多いです。
以上であげた汎用例の他にも、まだまだナイロンが使われているものはあります。
例えばランドセル。
ランドセルに関してもナイロンが使われている部分が実はあるんです。

ナイロン生地が使われているランドセル

ランドセルの素材としては、主に牛革や人工皮革が使われていますが、ナイロン生地が使用されている箇所もあります。
例えば、ランドセルの内側のクッション材にナイロン地が使われている場合があります。
また、ランドセルの側面には、通気性を欠くために、ナイロン生地を使用している場合があります。
その他、ランドセルの小物ポケットや内ポケットにもナイロン生地が使われていることがあります。
FLY
画像 : https://rikomon.com/fly

Rikomonのランドセル、リュッセルでは、カブセ(フタ)・肩部分で「人工皮革」、本体生地で「ナイロン中空糸」の2つの素材を組み合わせたハイブリッドモデルにすることで、驚くほどの軽さを実現しています。
本体生地にナイロンを使用しているため、撥水性がよく、雨や汚れに強いことが特徴です。
リュッセルに関しては別の記事でご紹介していますのでそちらをご覧ください。

リュッセルについてはこちら

まとめ

私もナイロンが使われている服をよく着ますが、洗い方や干し方などは少し変えて、なるべく素材に負担がないようにしています。
洗濯など身近なところから気をつけないといけない点が意外と多くあるナイロン生地ですが、使い方を理解していればとても便利な素材です。
ランドセルからバッグまで、子供から大人まで使う素材だからこそ、今回の記事の内容を参考にしてナイロン製品をご利用ください。