【ランドセルと一緒に】子どもに持たせておきたい防犯グッズ
万が一、我が子が登下校中に犯罪に巻き込まれたら。外出先でトラブルに巻き込まれたら。自宅から学校まで、たかが数分、されど数分。
我が子を送り出す際、やはり不安があるかと思われます。何も起こらず安全に登下校してくれることが1番ですが、万が一登下校中にトラブルに巻き込まれてしまった時のために、今回は持たせておきたい防犯グッズをご紹介します。
近年、小学生が登下校中に巻き込まれてしまう犯罪の危険性がクローズアップされています。
登下校中も、保護者や周りの大人の目がずっと行き届くことができれば安心ですが、それは中々難しい事が現実です。
特に、小学生はまだ社会的なリテラシーや危険回避能力が未熟であり、自分で危険を回避することが難しいため、保護者や周りの大人の目が必要不可欠です。
保護者は、子供の学校の登下校時刻やルート、自宅から学校までの距離などを把握し、子供が安全に帰宅できるよう支援することが求められています。
持たせたい防犯グッズ①防犯ブザー
防犯ブザーとは、危険を感じた際に音を出して周囲へアピールする手乗りサイズ程度の大きさをした防犯グッズの一種です。
主に女性や高齢者、子どもなどが使用することが多く、警備員や警察官などの職員も携帯していることがあります。最近では、犯罪の発生率が高くなっていることから、防犯グッズとしての需要も高まっています。
防犯ブザーが持つ主な特徴は「手軽に持ち運びできること」「緊急時すぐに音を出せること」「強い音が広い範囲に響き渡ること」です。
通常、防犯ブザーの音は100dB以上で、救護車やパトカーのサイレンと同じくらいの大きさがあります。したがって、広い範囲にわたって注意を喚起する効果があります。
アーテック「雨も安心 生活 防水 IPX5 防犯ブザー ビーンズタイプ II 3967 イエロー」
一般的な使用方法は、ボタンを押して音を出すタイプのものと、付属のピンを引っ張り抜いて音を出すタイプの2種類があります。
後者はサイレントタイプとも呼ばれており、
非常時にサッとピンを引っ張り抜くことで、極力犯人の注意を引かず周囲に注意を促せる効果があります。
鳴り止ます事がある場合は、もう一度ピンを差し込むとブザー音が止まります。
なお、防犯ブザーは非常時に使用するものであるため、平時から携帯しておくことが大切です。
必ず、非常時にはすぐ手の届く場所に置いておくようにしましょう。
また、うっかりとブザーを鳴らしてしまい周囲へ誤解を招かないよう、管理する場合は少し気をつけましょう。
最近の防犯ブザーの中には、ボタンを押すとLEDライトが点灯するものや、GPS機能付きのもの販売されています。
LEDライト付きだと、習い事の帰りに夜道を歩く際にも便利ですね。
ただし、防犯ブザーはあくまでも自己防衛用具であり、緊急時には迅速な対応が求められます。
防犯ブザーだけに頼るのではなく、周囲の人に助けを求めたり、不審だと感じたらすぐに近くの交番、民家へ駆け込むといった対応も重要です。
万が一犯罪に巻き込まれた場合は、防犯グッズを活用しながら「どのようにして行動するか」ということを普段からお子様と決めておく事も大切です。
持たせたい防犯グッズ② GPSトラッカー
あんしんウォッチャー LE/あんしんウォッチャー
GPSトラッカーとは、位置情報測位システムであるGPS (Global Positioning System)を利用して、移動中の車両や人物、貨物などの位置情報をリアルタイムに把握することができる装置です。
GPSトラッカーには、機器の大きさや機能性、通信方式などの違いがありますが、一般的には以下のような機能が備わっています。
1.位置情報の取得
GPSトラッカーが搭載しているGPSチップによって、現在の位置情報を取得します。位置情報は緯度・経度で表され、衛星からの信号を受信することで正確な位置を割り出します。
2.位置情報の送信
GPSトラッカーが搭載している通信機能によって、取得した位置情報をサーバーに送信します。通信方式には、3G/4G/LTE、Wi-Fi、Bluetoothなどがあります。
3.リアルタイムの位置確認
GPSトラッカーが送信した位置情報は、専用のアプリやウェブページからリアルタイムで確認することができます。また、トラッキング履歴を保存しておくことで、一定期間内の移動経路や滞在時間、移動速度などを確認することができます。
GPSトラッカーは、企業の物流管理や車両管理、身近な例ではペットや子供の位置追跡、防犯対策、スポーツトレーニングの管理などにも利用されています。
GPSトラッカーには、利用用途に合わせたモデルがあります。防水機能のあるもの、長時間バッテリーが持続するもの、低価格で手軽に利用できるものなど、多様なラインナップがあります。
プライバシーを懸念する声もあるため、GPSトラッカーを利用する場合はお子様としっかり話し合い、データ管理や注意点を理解した上で安全に使用することをおすすめします。
我が子の安全を守るため、最近ではGPSトラッカーを持たせている親御さんも多くいます。
持たせたい防犯グッズ③キッズ携帯
Hamic POCKET L(ホワイト)
キッズ携帯とは、主に子どもが使いやすく、
親が安心して持たせることができるよう設計されたスマートフォンや携帯電話のことを指します。
最近では、スマートフォンを始めとするICT機器の普及により、幼稚園児や小学生でもスマートフォンを利用するケースが増えています。
しかし、子どもがスマートフォンを利用する際に気になるのが、適切な利用方法や、安全面です。
「うちの子にスマートフォンはまだ早いのでは…」と思う親御さんもいらっしゃるかと思います。
そこで、最近では子どもでも利用しやすく、安全面に配慮したキッズ携帯が数多く販売されています。
キッズケータイ KY-41C
キッズ携帯には、通話・メール・位置情報・親制限・学習支援などの機能が備わっています。
通話機能はもちろん、安全圏内の家族や友人と文面でも連絡が取れるようメール機能も付いています。
また、位置情報機能が備わっている為、子どもの位置がいつでも確認可能です。
これにより、迷子になってしまった時や外出先での安否確認もしやすくなります。
親制限機能とは、子どもが使えるアプリや機能を親が制限することができるシステムです。
さらに、最近では学習支援機能を搭載しているものもあります。
学習教材のアプリ等がダウンロード可能なものもあるため、学習への活用も期待できます。
キッズ携帯は、子供が使いやすいようなデザインに加えて強い耐久性が求められます。
主な業界参入企業には、パナソニック、NEC、KDDIのauKids端末などがあります。多くの子供向け端末は、液晶画面は小さく、折り畳み式や耐衝撃性に優れたケースを備えたものが多くあります。
家族用の料金プランや、通信料を定額化できる料金プランなどが選べるようになっており、保護者の利便性や料金面で選びやすくなっています。
最近では様々な危険にさらされる子供たちの安全確保の観点から、キッズ携帯の需要が高まっています。
一方で、子供にスマートフォンを持たせるか、キッズ携帯にするかは保護者の判断に委ねられることが多いのですが、安全面や使い方が不安な保護者にはキッズ携帯が最適な選択肢かもしれません。
今後も子供たちの安全面を考慮したキッズ携帯の発展が期待されます。